漫画の専門学校

漫画家になるために独学で大丈夫?専門学校とどちらが有利か

漫画家になるために、専門学校や大学の漫画学科に通う人も増えてきました。

独学ではなく、学校で学ぶことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

また、独学でどこまで漫画の実力を高め、プロになることができるのでしょうか。

独学で漫画家になれるか

漫画家になるためのスキルとは

まず、プロの漫画家として仕事をしていけるだけの「実力」について考えてみましょう。

漫画家になるためのスキルとしては、まず、絵を描く力、ページごとの構成をする力、ストーリーを作る力の三つが必要です。

魅力のある絵、目を引く構成、そしてなによりストーリーの面白さが漫画の価値を左右します。

このような力をつけることが、プロになるためには不可欠と言えるでしょう。

プロとしての力をつけるためには

このような力を育てるためには何をしたらよいのでしょうか。

漫画家を目指す人は、基本的に絵を描き続けている人が多いと思います。

また、構成やストーリーなどについても、好きな漫画や売れている漫画を参考にして、自分なりに研究することも可能でしょう。

しかし、独学ではここに落とし穴があります。

それは自分の書いている絵や構成、ストーリーを客観的に見てくれる人がいないということ。

最近は漫画サイトへの投稿などもできるので、その反響で「人気があるかないか」ということがわかります。

しかし、特に人気がない場合、いったいどこをどう直したらよいのか、ということは誰も言ってくれません。

作品を出版社に持ち込んだり、賞に応募すると編集者からアドバイスをもらえることもありますが、編集者は忙しいので細かいところまではいちいち教えてはもらえません。

本気でプロになる気持ちがあるなら、きちんとした技術と経験のある人に見てもらい、詳しいアドバイスをもらうことが必要と言えるでしょう。

そのためには、ある程度の投資が必要であり、タダで教えてもらえることは少ないと心得ましょう。

独学のメリット

もちろん、独学にもメリットはあります。

自分のペースで練習したり、作品を作ったりするため、時間を選ぶ必要がありません。

アルバイトや社会人として働きながら、漫画家を目指す、という人も多くいます。

この場合、専門学校などに通っている時間を取りにくいので、独学で学ぶのもやむを得ない、ということがあるでしょう。

また、専門学校等は授業料がかかります。

まとまった費用を用意できない、という場合などは独学を選ぶことになるでしょう。

どうやってアドバイスをもらうか

専門学校でのアドバイス

専門学校では、プロの漫画家として活躍した経験のある講師が、客観的に指導をしてくれます。

専門学校の講師はたくさんの生徒を見ています。

だから、どのような傾向の問題点やのびしろを抱えているのか、といったことが客観的に見えるので、的確な指導ができるのです。

作画の授業、ストーリーの授業等と系統だったカリキュラムが組み立てられているので、まんべんなく漫画のスキルを身に着けることができます。

漫画のスキルだけではない、専門学校のメリット

最近ではパソコンやタブレットで作画し、出稿をする、というシステムも広がってきました。

デジタルでの出稿は慣れると効率的なだけでなく、作画の技術としても様々なエフェクトや3Dを使うなど新しい効果を使えるメリットがあります。

しかし、デジタルでの作画には、紙での作画と異なるコツが必要です。

また、作画ソフトの使い方などは、独学ではなく、系統的に教えてもらう方が早道です。

その点、専門学校ではデジタルでの作画や出稿の方法などについて、技術的な指導をしてくれるカリキュラムがあるので安心です。

また、いくら漫画のスキルが上がって、良い作品が描けたとしても、それを出版社に買ってもらわないとプロにはなれません。

その点、どうやって売り込みをするのか、といったことも専門学校では指導してくれます。

自分の漫画の傾向に基づいて、どの雑誌に売り込むのが妥当なのか、といったことも相談に乗ってくれます。

また、専門学校では、ビジネスのスキルやマナーなども教えてくれます。

社会人としての経験の少ない人にとっては、このような専門学校での指導はありがたいシステムと言えるでしょう。

通信教育はどうか

地方に住んでいる、お金がない、といった事情がある人のためには、通信教育という方法もあります。

通信教育でも、プロの技術と経験に基づいてシステマティックに指導をしてくれるので、一概に悪いとはいえません。

しかし、通信教育の問題は切磋琢磨しあう仲間がそばにいないということです。

一人でコツコツと書き続けていると、どうしてもマイペースになってしまい、頑張ろうという気力がわきにくいものです。

そばに「プロを目指すんだ」と頑張っている仲間がいることで、自分も負けずに努力しようという気もちが出てくるといえます。

「ときわ荘」のように、新しいものを生み出している仲間のそばにいることで、刺激を受けて自分も創造力がわいてくる、ということもあるでしょう。

できれば、通信教育ではなく、専門学校で学ぶことがおすすめです。

まとめ

専門学校に入って卒業すれば、必ず漫画家になれる、というわけではありません。

自分で自分の実力を磨かなくてはいけない、ということは独学も専門学校も同じです。

しかし、独学では自分に甘く、独りよがりになりやすいもの。

本気でプロを目指すなら、専門学校を検討しましょう。

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